鵞足炎(がそくえん)
寝ていてアスリートの傷病を発症した話

2年前の春、ゴールデンウィーク前頃のことです。
朝起きたら右膝に力が入らなくて起きられない、やっとこさ起き上がっても痛くて歩けない状況になりました。
2階の寝室からケンケンで1階の玄関まで降りて、妻の運転で病院に駆け込みました。
車椅子で診察室へ。
レントゲンの後、まだ若い男性のドクターが傷病名を告げました。「がそくえん」と聞こえたのですが、初めて聞く傷病名で、どんな字を書くのか、どこがどうなっているのか、原因は?・・・
ドクター曰く、右膝が強い圧迫を受け続けたことで腱が炎症を起こしたようです。
痛み止めの注射と、炎症を抑える薬を処方しますとのこと。マラソンランナーやアスリートに多い症状らしいです。
松葉づえを借り自宅へ戻り、気になるのでググってみました。
「鵞足とは、太ももの筋肉から膝の関節のすぐ下にある脛骨(すねの内側の長い骨)につながっている縫工筋、半腱様筋、薄筋の3つの腱(筋肉と骨をつなぎとめている線維組織)の総称です。この形状がガチョウ(鵞鳥)の足のようにみえることから鵞足と呼ばれます。」(引用元:Medical Note 鵞足炎について | メディカルノート)
私は右下で横になって寝ることが多いのですが、昨夜は微動だにせず左膝と右膝をぴったり合わせて寝ていたようで、その圧迫が原因になったようです。
私はジョギングはしません。
青信号が点滅したら必ず止まります。
1日1,000歩いかないことも多々あります。
原因は運動ではなく、寝ていて鵞足炎になりました。
笑い話というだけではなく、寝ていても傷病になるという不思議さ、しかもそれがアスリートの症状だという、こんなへんてこな経験をしましたので、ブログでお伝えさせていただきます。