「安心・活用! 結婚相談所のツボ」②
2、仲人って何?
昔ながらの仲人は、金縁眼鏡に大きな天然石の宝石やネックレスや時計をジャラジャラ、成金趣味の裕福なマダムのイメージでした。
最近は装飾物は控えめにシックで上品な色使いのスーツやワンピースを身につけている、地味なおばさんがほとんどです。
黒のパンツスーツに身を固めたキャリアウーマンも少なくありません。
仲人の仕事は縁組みをして成婚させることです。会員の側から言うと、ご両親になりかわって会員の身元を担保し「婚活」を応援することです。
仕事自体は社会的な要請のある、大変に意義のある仕事です。
問題はそのやり方であり、仲人自身の人間性です。未だにこの業界が怪しげなイメージで見られているのは、その仕事内容や報酬のしくみをガラス張りにしないからです。
同じように個人情報に深く関わっていても、警察や裁判官のように広く尊敬されている職業がたくさんあります。
最近いくつかの自治体で試みがあるように、仲人業は公務員であってもいいくらい、これからの日本には必要な仕事です。
晩婚化、非婚化、少子化に歯止めをかけるには、若い男女をきちんと適齢期に結婚させ、子供をたくさん産んでもらうしかないのです。経済的な背景やそれに伴う不安のあるなしにかかわらず、この不断な努力は必要だと思います。
