「安心・活用! 結婚相談所のツボ」⑨
9、お相手を選ぶポイント
「婚活」をされる皆さんに、紹介したい本があります。
「お見合い1勝99敗」(吉良 友佑 PHP新書)です。
実際には150回近くお見合いを経験した著者が、最後の1勝で奥様を手に入れられました。
「お見合いを始める心構え」から、「お見合いの場で」、「デートの作法」、「相手の見極め方」、「結論の出し方」まで実践に基づいた経験を、わかりやすく解説してくれています。
男性の著書ですが、女性にも必ず役に立ちます。ぜひご一読ください。
その本のまえがきで著者は、「運命の人」とは相性の良い人だと言っています。
正にその通りだと思います。
プロフィールでお相手を選ぶポイントは、容姿(写真、身長、体重)、年齢、学歴、職業、年収、資産(本人、親)、家族構成、長男か否か、一人っ子か否か、初婚か再婚か・・・などたくさんあるのですが、こだわる項目が多ければ多いほど、間口を狭めて行くことには違いありません。
「妥協したくないから」「理想の人を探したい」という理由で、間口を広げない人が意外に多いのですが、例えば容姿にこだわり過ぎたが故に、実際に会ってみたら写真と実物が違うなどというトラブルも発生します。
写真を加工するのはご法度ですが、容姿だけにこだわってお相手を選んだ本人にも責任はあると思います。
まずは想像してみてください。
「この人と50年いっしょに暮らせるか?」と。
いっしょにいて肩がこったり、気を使ったり、緊張したり、話がはずまなかったり、そんな方と50年いっしょにいられますか?
また社会的地位が高く年収の良い人ほど、家庭から離れて行きます。
家庭内別居でもいいのですか?
プロフィールに現れない、重要な項目がいくつかあります。
人間性、価値観、ユーモア、雰囲気、言葉づかい、動作、しぐさなどです。
「相性」はこれらの項目と深く関わっています。
プロフィールの項目にこだわり過ぎると、肝心の「相性」を見極めないうちに「運命の人」を見逃すことになるのです。
間口を狭めずに、いろんな人と会ってみてください。
私は、明るく楽しい家庭が一番だと思います。
