「結婚できない男、結婚しない女」⑤
5、なかなか結婚できない男性への提言
・マザコンは嫌われる
男性諸君はちょっと考えてみてください。結婚したすぐ、家族の中で血縁関係がないのは、お嫁さんだけです。
旦那さんがお母さんの側に立ったら、お嫁さんは孤立無援状態になります。お嫁さんはそれを一番恐れます。
そんなことになると、赤の他人のお嫁さんは、家の中に居場所がなくなってしまいます。「実家に帰らせてもらいます・・・」ということになるのです。
男性は、お見合いや交際途中で家族の話をする時は、お母さんの話は必要最低限にとどめましょう。そして、何があっても俺はお前の側につくよという意志表示が大切です。
もちろん子供ができれば、しっかりと血縁関係ができますので、もう心配はいりません。むしろ、旦那さんのいないのがあたり前の家庭が出来上がってしまわないように、自分自身の心配をしましょう。
・喫煙者は嫌われる
私自身も28年間の喫煙者でした。煙草をやめて、改めて煙草のけむりのけむたさ・臭さを知りました。非喫煙者にいかに迷惑をかけているかを、初めて自覚しました。
煙草の臭いは喫煙者本人だけではなく、周りにいる非喫煙者の髪の毛や洋服に染みつきます。
大多数の非喫煙者は、生理的に煙草の臭いが嫌いです。その嫌いな臭いが体全体にまとわりつくのは、耐えられないことなのです。
生理的に嫌いなものを好きになれというのは無理です。煙草をやめられない人は、煙草を吸う人を選びましょう。その方が、無理のないお付き合いができます。自分のためにもお相手のためにも、やめるのが一番ですが・・・
・清潔感のない人は嫌われる
ファッションセンスは千差万別、それに一朝一夕に身につくものではありません。普段きちんとした身なりや服装のできる人が着崩してこそ、かっこ良さや意外性が出ます。
初めて会った人の身なりや服装に清潔感がなければ、大多数の女性にとってはNGです。
正装や清潔感は女性に対するエチケットであり、貴方を大切にしているというメッセージです。お付き合いが進めばカジュアルな服装でもOKですが、清潔感だけはいつも気にするようにしましょう。
・同居はNG
先の「マザコンは嫌われる」で書いたように、子供が生まれるまではお嫁さんひとりだけが、血縁関係のない赤の他人です。旦那さんが味方についてくれないと、孤立無援になってしまいます。
それにお嫁さんは、家事をこなさなくてはいけないわけですから、姑とまったく顔を合わさずに済むということはないのです。
お嫁さん、場合によっては姑も常に緊張状態にあって、ほっと気を抜ける時間や、ぶつかった時に逃げ込む場所がないのです。それが毎日続くとなると、精神的なストレスは大変なものです。お嫁さんはそれがわかっていますから、一般的には同居を嫌います。
将来的に同居が避けられないにしても、最初は(できればお子さんが生まれるまで)別居すべきです。同じ敷地内の別棟でも、全くの同居とはずいぶんと違うでしょう。男性はこのことを、自分のご両親にしっかりと説明し説得すべきです。
・会話力を磨く
クレームは、相手の話を聞くことで8~9割解決すると言われています。
会話力で 大切なのは、相手の話を聞く力です。自分の話は2割、相手の話が8割と思っておきましょう。
お話がはずまなかったということをしばしば耳にしますが、それは自分が相手に興味がなかった、相手が自分に興味を示さなかったということです。それでは居心地が良いわけがありません。
大事なのは相手に興味を持ち、興味を持っていることを表現することです。相手の話に身振り・手振りを交えて、多少大げさに共感しましょう。
相手の言葉をそっくりそのまま返す、オウム返しでもOKです。そしてできるだけ、相手を褒めましょう。褒められると居心地が良くなり、会話も弾み、相性の良い人ということになるのです。
