「結婚できない男、結婚しない女」⑦
7、結婚しましょう!
動物学的に言うと、成人した男女が各々の家族から独立して配偶者を得て新しい家族を作ることで、種の保存・子孫の繁栄といった、もともと動物が持つ本能に深く関わっていることです。
そういう観点から見ると、最近の未婚化・晩婚化は成人した男女の独立心やセックスへの関心が希薄になってきたことが、主たる理由だと考えられます。
独立心が減退してきている理由は、子供の側からの事情で言うと昨今の経済事情もあって、親と一緒にいる方が楽でなかなか親離れができない。親の側の事情から言うと、少子化の影響から子供に対してどうしても甘くなりなかなか子離れができない。
またセックスへの関心の減退は、異性を意識できない・友達以上の関係になれないという状況にもつながります。
特に最近の男性は草食系と呼ばれるように、結婚に関する話に踏み込んだり、プロポーズをしたりすることが苦手なようです。ストレス耐性が低く断られた際に深く傷つくので、それが怖くて動けないようです。
先日公表された平成23年の人口動態統計の速報でも、婚姻件数は67万件と昨年より約3万件減少したようです。
人口も20万人以上減少しています。人口の減少は国内の経済活動や国力の減少につながり、保険・年金といった福祉にも直結します。
家族の繁栄は国家の繁栄の延長線上にあるわけですから、私たちの生活は日本の国力の低下と無関係にはいられないのです。国力を増加させるためには、結婚し、子供をたくさん産み、人口を増やすことが大変重要な要因となります。
だから、結婚しましょう!
成人は20歳ですから(18歳とする場合もありますが)、男も女も20歳を過ぎたらできるだけ早く独立しましょう。
1日も早く子は親離れをし、親は子離れをすること。ひとりで生きるということは、人生最大の勉強です。
男女の恋愛も活発になり、結婚件数も増えるでしょう。結婚件数が増えれば人口も増え、家族の繁栄・国家の繁栄につながって行きます。あなたの子孫の幸福は、あなたが結婚することから始まるのです。
