「こども食堂」の作り方③

3、「こども食堂」の作り方

【こども食堂たわらもと】の実例


私は2018年10月に行政の後援を受け【こども食堂たわらもと】の立ち上げと、運営のお手伝いをさせていただきました。

 
 前述のとおり、この【こども食堂たわらもと】には「やりたい」熱意を持ったリーダーがいて、もと赤十字奉仕団のメンバーを中心に「子ども食堂応援団」を結成しました。行政を巻き込むことで、公共施設を無償で借りることができ、水光熱費も無償という恵まれた環境でスタートすることができました。

 
 リーダーは「参加者全員に無料で食事を提供する」という理念を持っているので、助成金の獲得が運営の前提となります。県や市町村の助成金を獲得するのが理想ですが、予算の決定時期が遅く、募集も年度が始まってからになりますので、落選のリスクがあります。

  
 行政の助成金があてにできない時は、民間団体や企業の助成金を利用します。【こども食堂たわらもと】では実際に、「オリックス宮内財団」「カゴメみらいやさい財団」「キューピーみらいたまご財団」「ファミリーマート むすぶ、つながる、こども食堂応援プロジェクト」「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」などを活用させていただきました。

  
 助成金の獲得にはいくつかポイントがあり、特に募集情報に常にアンテナを張っておく必要があります。また助成金情報を発信する団体とつながっておくことも大事です。「県社協」「むすびえ」のホームページを頻繁にチェックしましょう。   
 【こども食堂たわらもと】は参加者全員無料なので、助成金の確保にたいへん苦労しましたが、他のこども食堂で参加費を取られているところもたくさんあります。実情に応じた無理のない運営方法で良いと思います。

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