学童保育の現状③
3、学童の先生は、こんなにもがんばっている!
学童の先生は、「支援員」と呼ばれます。正式には、「放課後児童支援員研修」を修了した先生を「放課後児童支援員」と呼びます。ここでは親しみを込めて、学童の先生と呼びたいと思います。
学童の先生は、公務員や教員、保育士をリタイアされて再就職された方が多いです。また、ご自身の子育てが山を越えたので、仕事に復帰した方もいらっしゃいます。子どもが好きで、ずっと子どもにかかわっていたいという理由からです。そういう理由から、学童の先生は高齢の女性が中心になります。
子どもたちは、一人ひとり違った、様々な問題を抱えています。家庭や学校でのストレスを発散できる唯一の場が、学童なのです。学童の先生は、気になる子ども、目を離せない子ども、時には子育てに悩んでいる保護者に、少ない人数で一生懸命に対応します。老体に鞭打って!
たまに保護者から「子どもが学童に行きたくないと言っていて、困る」という声があがることがあります。もっともなことだと思います。学童は、子どもが行きたくなる環境を目指すべです。
しかしながら、学童の先生は子どもたちにけががないよう、事故のないよう、安全面に配慮するのに精いっぱいで、すべての子どもや保護者に個別対応することは不可能です。



